日本には四季があります。春夏秋冬、季節は移ろい、自然は大きく姿を変えます。夏キャンプシリーズは、「日本の夏をまるごと楽しむ」をテーマに、山、川、湖、島、海と、それぞれのフィールドでアツい「夏」だからできるプログラムをお届けするシリーズです。2泊3日の“ちょっと冒険”から、最長11泊12日の“ちょっと留学”までお子様、保護者様のニーズに合わせて期間を選べるのも、このシリーズの魅力!
さあ、今年の夏は、あばれんぼの夏キャンプで、心から楽しもう!
あばれんぼキャンプが福島県の湖南町でキャンプを始めたのは今から17年前のこと。猪苗代湖のほとりの山々を自分たちの手で切り開き、小さな小屋を建て、キャンプ場を作ったのが始まりです。水や電気も通っていない大自然で、あえて不便な生活を送ることがホンモノの「生きる力」を育てるという信念がありました。
月日は流れ、現在はそのキャンプ場の近くの古民家を拠点にし、「夏の湖南山村留学キャンプ」を行なっています。他にも源流や島で行うキャンプが増え、プログラムも当時に比べ多様化しました。それでも、それぞれのプログラムの根っこには、当時掲げていた「信念」が脈々と受け継がれています。「自分のことを自分でやる」を出発点に、ホンモノの「生きる力」を育てるプログラムを展開していきます。
人は新しい環境に接した際、その環境に適応するまで、ある一定の時間を要すると言われています。例えば、入学式やクラス替え、社会人になっても新しいことが始まる時は、楽しみな反面、緊張し、不安な気持ちも同時に湧いてくるものです。それはキャンプにおいても全く同じ。今まで会ったことない友達と同じ班になり、全然知らなかった大人の話を聞くのですから、緊張して当たり前、不安になって当たり前です。
その緊張が解け、子どもが環境に適応するまでにかかる時間は約48時間と言われています。その証拠に、3日目の朝になるとトイレに並ぶ子どもが増え、仲間内で言い争いやケンカが急に起こります。環境に適応して「素」が出せるようになるのです。
あばれんぼキャンプが、長期のキャンプを行なっている理由の一つがその「適応」にあります。環境に適応してこそ、情動の活性化が起こり、より教育的な価値を得ることができるのです。